包茎の概要とどうすれば治るのか

包茎の概要とどうすれば治るのか

包茎とは亀頭が包皮から出ていいない状態のことである。包茎には3パターンあり、包皮が狭く亀頭が露出していない状態を真性包茎。手を用いると亀頭が完全に出るが、普段は出ていない状態を仮性包茎と呼ぶ。包皮と亀頭が癒着して露出できない状態を生理的包茎と呼び、真性包茎とは区別される。生理的包茎は大部分は成長するにつれ癒着部分がはがれ、特別な治療をしなくても治る。

 

新生児の段階では96パーセントが包茎、小学校低学年では40パ―セントが包茎である。
大人になる前の段階の包茎は亀頭を保護するためのものであり、生理的な自然な状態と言える。

 

手術は原則として真性包茎に限られる。いつまで真性包茎なら手術を受けなければならないといった明確な定義はないが、成人以降真性包茎を放置すると、炎症性刺激により陰茎がんになる可能性が高くなる。陰茎がんとはペニスの皮膚から発生するがんの一種で、日本ではあまり見受けられないが不衛生な地域で多く発生する。よって陰茎がんにならないように、成人以降も真性包茎が治らない場合は手術を行った方が良い。

 

手術の代表例としては保存療法が挙げられる。用手的包皮翻転とステロイド軟膏の塗布を組み合わせた方法である。8割の方に効果がある。弱いステロイド軟膏を一日2回、ペニスを痛くない程度にひっぱり包茎口に塗ります。これを2か月程度繰り返すことにより、癒着部分が剥がれていき、いづれすべて剥がれ治ります。

 

仮性包茎は基本的に手術の必要はないが、本人が気にする場合手術を行う場合がある。しかしその場合保険適応外となり実費負担となってしまう。