包茎とその治療における概略について

包茎とその治療における概略について

包茎(ほうけい)とは男性器(陰茎)の先端部(陰茎亀頭)が包皮(陰茎包皮)に覆わ

 

れた、露出が不可能ないし難しい状態を指します。
通常、男性器が膨張する際には包皮を根元に寄せると男性器の先端部が露出します。

 

包茎では包皮の先端(包皮輪)が狭い、癒着していているなどで男性器先端部が露出できなくなっているのです。

 

包茎である場合は様々な問題点があります。

 

一つは衛生的でないこと。
男性器周辺にたまった垢(先端部に生じます)が汚れとなり感染症などの原因となります。
この問題は清潔にすることで回避できますが、無理な洗浄は出血の元になります。

 

一つは性行為に問題が出る事。
そもそも性行為が難しいか(無理があります)、行為に及ぶ際に痛みが生じます。
無理な性行為は包皮に裂傷を生じさせます。

 

他に尿路閉塞性疾患や嵌頓包茎(かんとんほうけい)などの問題もあります。

 

 

治療は包茎手術(ほうけいしゅじゅつ)が行われます。
この治療は包皮の切除または切開し男性器の先端部を露出させます。

 

手術は局部麻酔下で行われ大きく2種類に分けられます。
背面切開術(dorsal incision, slit)と環状切除術(circumcision)の2種類です。
包茎が軽度な際には背面切開術が重度なさいには環状切除術が用いられる場合が多いです。

 

背面切開術は包皮輪を切り拡げるといえる手術です。
近年では敬遠されつつあります
環状切除術は包皮の一部を切除する手術です。
多くの種類がありそれぞれ切除する部分が違ってきます。

 

 

包茎手術の費用は2万円から3万円になります。
ですが、成人型男性器に達する前は病気と見なされず、一部の保険治療を行っていない
クリニックでは自費診療となります。

 

お気をつけください。